【学生ドラマーのための】文化祭本番前の予備小物チェックリスト
みなさん、文化祭・学園祭のための準備はいかがですか?
文化祭・学園祭は秋に開催される学校が多いと思いますので、今頃、夏休みを利用して、文化祭・学園祭ライブに向けた準備に余念がないことと思います。
そこで今回は、文化祭・学園祭シーズンに向けて、これがあったら便利!これがあったら困らない!という便利な予備小物のチェックリストをドラマーの観点から紹介したいと思います!
予備のスティック(必須)
普段使われている自分のスティック1組は当然持っていらっしゃることと思いますが、人前で、本番で演奏するときというのは、緊張しているしていないにかかわらず普段とはちがうテンションになっているものです。
緊張で手が震えてスティックを取り落したり、ついつい力が入りすぎてスティックが折れてしまったり。
そんなとき、演奏を止めてスティックを拾ったり、折れたスティックで演奏を続けることはできませんので(笑)。
予備のスティックは必須ですね。
できれば普段使われているスティックと同じもの、それも全くの新品よりも程よく手になじんだものの方が違和感が少ないと思います。
普段の練習から複数組のスティックを使い分けて、どれも程よく手になじませておくと急な持ち替えの必要が出た時にも違和感なく演奏できますよ。
チューニングキー(必須)
予備スティックに引き続き、こちらもドラマーならあえて書かなくても持っていそうなものですね。
ですが、ついつい忘れがちなものでもあります。僕自身「ああ、忘れたなあ」ってことがよくありました。
使い道は、これも言うまでもないですね(笑)
スネアやタム、バスドラなど前のドラマーさんが使ったままの状態になっていると自分の思うような音でなくてしんどいなんてことはよくあります。
怖がらずにチューニングしちゃいましょう!
ガムテープ(必須)
ガムテープ(布テープ)は、ドラマーのみならずステージにかかわる方は大概持っています。
- シンバルスタンドのネジが緩んできて演奏中にシンバルの傾きが変わる
- ハイハットスタンドが踏んでいるうちにどんどん動いてしまう
- バスドラがどんどん前に行ってしまう
…など
ガムテープは用途を問わず応急処置には最高の小物です。
また、筒状に丸めてヘッドに貼り付けてみると、かなりのミュート効果を発揮しますしタムのサスティーンが気になる場合、筒状に丸めたガムテープを裏ヘッドに貼り付けると途端にサスティーンが落ち着いたりと、応急処置以外にもミュートとしても大活躍です。
特に高価なリングミュートやジェルミュートを購入しなくても、ガムテープさえあれば万全です!
ステージ周辺に転がっていることも多いので、万が一忘れた場合もなんとかなるかもですが、本当に万が一の場合を考えて持っておきたい小物の一つですね。
構成メモ(あったら安心)
ドラマーはほかの楽器に比べ、人口に恵まれているとは言えません。
結果文化祭で複数のバンドを掛け持つ羽目になることもないとは言えないでしょう。
そうすると問題になってくるのが「曲を覚えきれない」とか「ちょっと不安なところがある」とかです。
全曲覚えられて、100回やっても構成を間違えないというならまだしも101回目が本番にやってくるのが人間というものです。
ちょっとでも不安があったら、譜面とは言いません、自分にしかわからなくてもいいので曲の構成メモを作っておくのは便利です。
「ギターソロの最後でキメ!」とか、「1番はAメロ2回あり」とか、そんな一言メモでもそれがあることによって安心して演奏できるなら作る価値もあるでしょう。
足元に置いておいたり、客席から見えないタムの胴体に張っておいたり、見やすいところに置いときましょう。
スティックバッグ(あると便利)
予備のスティックを用意しても、バスドラの上くらいしか置き場所が無い場合、演奏中にバスドラの振動でせっかく用意した予備のスティックが落ちてしまって、いざスティックが折れた時に予備を取ろうとしたらそこにない。これはもう悲劇です。
そんなことになるくらいなら、スティックバッグ(フロアタムにぶら下げられるフックや紐つきのもの)を用意しておきましょう。2,3ペア予備が入る程度のものならそんなに高いものではないですしなによりちょっとだけ、ドラマー気分がアップします(笑)
最後に
いかがでしたでしょうか?
改めて言われるまでもないようなアイテムばかりかもしれませんが、意外と本番当日「あ、あれない!」なんてことになりがちです。
ここに書いたものは本当に最低限のものばかりですので、チェックリストとしてご活用ください!
ライタープロフィール
ドラマー
山口岳
ドラマー、ドラムテック:山口 岳(やまぐち がく)中学時代よりドラムをはじめ、高校時代にクラシックパーカッションを佐藤 滋氏、小林 美隆氏に、ドラムセットを橋本 慎氏に師事。
大学在学中より都内ジャズクラブなどでプロ活動を始める。
大学卒業後、システムエンジニア、プログラマー、ITコンサルタントとして働きながら、インディーズのロックバンドなどで演奏活動を行う。
また、並行して富川 政嗣氏にドラムを師事。
ジャズ、ブラジリアン、ラテン、ファンクなど幅広く教えを受ける。
2007年プログレッシブメタルバンド五人一首に加入。
Slavior、Anekdoten など海外バンド来日時のオープニングアクトをつとめる。
2013年、ニューヨークの Drummers Collective に留学。
Ian Froman氏に師事する。
また、Peter Retzlaff、Tobias Ralph、Frank Katz、Kim Plainfield の各氏に教えを受ける。
現在は五人一首および、自己のバンドBeyond to Cinema をメインとしながら、演奏活動を行っている。
CANOPUS エンドーサー。
自己サイト
http://gaku5214.wix.com/gaku-drums
Beyond to Cinema
http://www.beyondtocinema.com/
五人一首
http://www.gonin-ish.com/Main.aspx?lang=1