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ドラムの安定感をグンと上げるドラムの叩き方。バランスのコントロール方法
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ドラムの安定感をグンと上げるドラムの叩き方。バランスのコントロール方法

ドラムを叩くことは、手足を大きく動かすということなので、体のバランスが崩れると手であろうが足であろうが全体的に演奏がブレてしまいミスに繋がってしまう……なんてことはよくありますよね。

本日はそういった悩みを解消する方法について書きたいと思います。

どういう時に体のバランスが崩れるのか

ドラマーが体のバランスを崩す時というのは、曲を演奏している最中に苦手なフレーズが近づいてきたりだとか、テンポが速すぎてついていけない時などがほとんどだと思います。

そして、1度バランスを崩してしまうと、余計に体に力が入ってしまい、ますますリズムが崩れていく……ということはドラマーなら誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。

体のバランスを戻そうとしてはいけない!?

体のバランスを戻そうとしてはいけない!?

http://www.everystockphoto.com/

基本的に体のバランスが崩れた時というのは、不要な力が入っている場合がほとんどなのですが、そういった時に多くの人が元の状態に戻そうとしてさらに力を入れて体をコントロールしようとします。

結果的に体はガチガチに力んでしまい、足や腕も上手く動かせないようになり演奏がぎこちなくなってしまいます。

ということは、崩れたバランスを無理に戻そうとするとむしろ逆効果だったりするのです。

抵抗しないことが安定に繋がる

抵抗しないことが安定に繋がる

http://www.everystockphoto.com/

では、こうした問題をどうすれば解決できるのでしょうか。

実は体をコントロールして元に戻そうとするよりは、逆にコントロールせず、体をリラックスさせた状態にすれば自然に元に戻る、というくらいの意識を持ったほうが崩れたバランスも簡単に元の状態に戻ったりするんです。

また体がリラックスできていた方が、手足のブレも柔軟に受け取ることができるので、演奏のミスにも繋がりにくいというメリットがあります。

ですから、余計な力を抜いて体をリラックスさせることが最も安定したプレイに繋がるのだということを覚えておいて下さいね。

まずは心構えを変えることから始めよう

まずは心構えを変えることから始めよう

今回の結論としてはリラックスをして、無理にコントロールし過ぎない方が安定感のある演奏になるということでしたが、やはりリラックスした状態を維持するのは難しいものです。

1度でも体を力ませる癖が付いてしまっているとなかなか克服できるものではありません。

そういった時は自分自身の体の重みが、どっしりとイスの上に乗っているというイメージを持つことが大切です。

冷静に考えれば、腰から上の重みが全てイスに掛かっている状態なら、少しくらいバランスを崩しても椅子から転げ落ちることなんてまずありえません。

演奏中に誰かに突き飛ばされたなら別ですが(笑)。

でも演奏が始まるとなると、気持ちに余裕がなくなってしまい力が入ってしまうんですよね。

そこをなんとか「大丈夫だ!」と自分に言い聞かせて、ゆるく構えて演奏を続けていると、意外とすんなりできたりするので、体のバランスが崩れがちなドラマーは意識して演奏してみましょう。

これができれば、驚くほど体が安定するようになりますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ライタープロフィール

横田雄也

ドラマー

横田雄也

2015年でドラム歴10年になりました。

趣味は読書・漫画・アニメ・ピアノです。

何でも深く考える事が好きなのでいちいち思考に時間がかかってしまう面倒くさい人間です。

でも行動はさっさとやる……つもりで生きています(苦笑)。

あとインターネット上でドラムの演奏動画やレッスン動画も配信していますので詳細は以下からどうぞ。

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