ドラムの基礎練習を無理なく毎日続けられる方法
楽器を演奏できるようになるためには、反復練習が欠かせません。
その中で知っておきたいことをここで紹介したいと思います。
積み重ねることでドラムプレイは確実に進歩する
ドラムの基礎練習は非常に大切です。
そう、練習台とメトロノームを使ってやる、地味な練習。
それはドラムセットだけじゃなくて、パーカッション楽器全部の基礎にもなります。
それを積み重ねることでドラムプレイは確実に進歩して、表現力もつくし、リバウンドを拾う感覚も身につくので、ドラムの音も良くなります。
でも、それはとても忍耐力のいる練習です。
絶対時間が大事です。
これが楽しくできるかどうかが、ドラムに向いているかどうかが決まるぐらいだと私は思います。
教則本を見つける
これはよく聞かれるんです。
私はドラムコーの教則本を使っています。
相当使い込まれていますけど(笑)。
私はこの2冊をずっとやっています。
実はほとんど暗譜でできるようになっています(左の本の最後のメソッドだけはまだです、非常に難しいので徐々にチャレンジしています)。
なぜドラムセットの人の本じゃなくて、ドラムコーの教則本を使っているかと言うと、そこはやはり、スティック2本だけで表現する世界なんで、そのための練習方法も確立されていますし、かなりいろいろなパターンがあって飽きずに練習できるんですよね。
かなりオススメです。
それにまあ、ドラムセットの人じゃないって事で素直にマネができるんですよね(笑)
こういうことは私にとっては大切なことなんですよね。
やる時間を考える
これは非常に大事です。
うまく生活のリズムに乗せることができると無理なく毎日できます。
私は基本朝にやっています。
仕事に行く、どこかに出かける直前に、少し用意を早めてその時間を利用してやっています。
行く時間が決まっているんで、凄く集中できるんです。
「ああ、良いところなのに辞めて行かないといけない!」
って事になりますけど、それが良いんです。
凄く集中できるし、効率を考えるし、それに朝やると、仕事中や他のことをしている時にも「あのパターンこうやればできるかな?」って頭のなかでグルグルします。
そうすれば次に練習パッドに向かった時にすぐできたりするんですよね。
私の経験
私は頻繁にツアーに出たり、レコーディングしたり、簡単に言うとほぼ専業に近い状態でドラムをプレイするようになって、基礎練習を前ほどやらなくなりました、すると途端にプレイがダメになりました。
ほぼ毎日ライブとかリハーサルでドラム叩けるから油断していたんでしょうね。
まるで、刃物が錆びていった様に、切れ味が悪いプレイになってしまいました。
そしてやる気も無くなっていました。
6~7年そんな状態が続き「私はもうダメだな」って思ってそのバンドを辞めました。
バンドもドラムも本気で辞めてしまおうかと思ったぐらいです。
でも、ドラマー専業では無くなってから、思い出したように、毎日基礎練習をはじめました、なんというか、私はアマノジャクなんですよね(笑)。
それが2011年、その時に仕事行く前に、毎朝練習する習慣がつきました。
それから、さずがに入院中は練習できなかったんですけど(やろうとして怒られた)退院してから、また一からやり直しました。
療養中は時間はあったので毎日結構な時間、練習しました。
足の練習パッドとペダルで、足の荷重許可がおりる前から(本当はダメですけど)足の練習を毎日やっていました。
歩けるかどうかわからなくても、ドラムのペダルは踏めるように(笑)。
それはそれまでに毎日やる習慣があったんで練習できたんですよね。
その成果か、ケガ後、久しぶりにライブやった時は違和感なくプレイできました。
自分が毎日練習してきたことが無駄じゃなかったって思うんですよね。
これからも頑張ってやっていこうと思います。
ってなわけで、毎日基礎練習は非常にオススメですって話でした。
ドラマーの人はぜひマネしてください!
ライタープロフィール
ドラマー
Katsuaki Sexer Fujii
OCTOPUS ROCKS SPRINGFIELDのドラマーです。
ARESZのサポートドラマー通称「猫の手」でもあります。
元GARLICBOYS、元WINDZOR、元蛸殴総本山です。
セクサー の意味はひよこの性別を判定する人の事です。
ブログ:http://octopusrocksspringfield.com
Twitter:sexer_f
Facebook:katsuaki.fujii.5
Instagram:https://www.instagram.com/drummer.sexer
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