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電子ドラム(エレドラ)のおすすめ。よくわかる種類と特徴
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電子ドラム(エレドラ)のおすすめ。よくわかる種類と特徴

「自宅で叩けるドラムが欲しい!」

「これからドラムを始めたい!」

そんな人にぜひおすすめしたいのが、今回紹介する「電子ドラム(エレドラ)」です。

自宅に一台あると、空き時間に楽しみながら、ドラムの演奏技術を磨くことができます。

電子ドラム = 新しい楽器としての楽しみ方

電子ドラム

http://www.roland.co.jp/categories/v-drums/

皆さんはドラムセットの生音を聞いたことありますか?

ドラムセットは通常「より大きい音、より抜けのいい音が出るように」設計されています。

ドラム自体は「叩けば音が出る」という大変分かりやすく、誰にでも始めやすい楽器なのですが、日本の住宅環境の中で、実際にドラムノ音を鳴らすには、なかなかハードルの高い楽器です。

一方で、電子ドラムの基本的な構造は「パッドを叩いた信号 → 音源モジュールで処理 → スピーカーやヘッドホンから出力」となっています。

つまり、本体から生音を発音しなくても、叩く振動を感知し音への変換をしてくれるので、生のドラムセットより極めて小音量で、自分のお好みの音量・環境でドラムサウンドを楽しむことができます。

もちろん、通常のドラムスティックによる演奏が可能です。

これを応用していくと「パットを叩くことであらかじめ仕込んだ音を出す」ことも可能になり、生のドラムの代用だけではなくて「新しい打楽器」として可能性を広げる楽しみもあります。

「ドラムをより身近に」「より楽しめるリズム楽器に」そんな思いが込められて、電子ドラムは日々進化しています。

これから「電子ドラムが欲しい!」とお考えの場合、中古品などで型番落ちしたタイプだと、パッドの反応が悪かったり、新しい規格に対応してなかったりと、それなりにデメリットも多いため、最新のものから自分の予算や目的に合ったモデルをセレクトすることをオススメします。

それでは、次に電子ドラムの選び方を説明します。

電子ドラムの選び方

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http://www.roland.co.jp/products/td-11kv/

価格による違い

安価なモデルは70,000円台ぐらいから、フラッフシップモデルでは50万円以上するものまであります。

やはり値段が高くなるにつれて「叩き心地が良い・音質が良い・機能が豊富・消音性に優れている」などのグレードが高くなります。

自宅で叩くセットなら、最低でも70,000円台からと思っておくとよいでしょう。

これからドラムされる方にとっては、ちょっと高く感じるかもしれませんが、自宅で常に叩けるセットがあるのとないのとでは、上達のスピードが全く違ってきます。

設置場所をどこにするか

大きさ・設置面積がモデルごとに異なります。

電子ドラムの鳴らし方は、スピーカーに繋ぐか・ヘッドホンでのモニターになるので、場合によってはスピーカーアンプの設置場所まで考慮しなければいけません。

購入前に楽器屋さんで実際に大きさをチェックするなどして、お部屋の空きスペースに合わせて選ぶようにしましょう。

設置しっぱなしにできない場合は、折りたたんで収納できるタイプもあります。

ゴムパッド、メッシュパッドか

練習パッドによくみられるようなゴム材質のほか、メッシュパッドはゴムパッドに比べると高価ですが、振動が伝わりにくく遮音性に優れています。

さらにメッシュパッドなら、演奏する感覚も通常のドラムに近いので、よりリアルなプレイを楽しんだり、違和感なく技術を身につけることができます。

防音・遮音性

電子ドラムで気になるのが「騒音問題」ですよね。

電子ドラムから発される音は、ゴムパッドとメッシュパッドなどの打面から発生する音だけではありません。

ドラムセットと同様にセット全体の「振動」が発生してしまいます。

振動は音にははっきり聞こえていなくても、床を伝わり階下などのスペースには「音」となって伝わります。

設置面が安定していないほど、発生してしまう問題です。

専用のマットなども一緒に購入されることをおすすめします。

メーカーによっての違い

さまざまなメーカーから発売されていますが、注意点としてはメーカー同士の互換性や共通規格はないという点です。

MIDIと呼ばれる「電子楽器の規格」は統一されているため発音は可能ですが、細やかな再現性までは統一されていません。

購入する際はそれぞれの特色をよく比較した上で、メーカーは統一するほうが良いでしょう。

もちろん同じメーカーの中なら、パッドやシンバルを増やしたり、パーツを変えたりして自由に自分好みにカスタマイズしていくことが可能です。

それではメーカー別におすすめの電子ドラムをみていきましょう。

Roland(ローランド)/ V-Drums(Vドラム)シリーズ

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http://www.roland.co.jp/categories/v-drums/

電子ドラムならローランドのVドラムを、まずはおすすめしたいと思います。

国内メーカーのRolandは創業以来、さまざまな生楽器を電子楽器へと変換させてきた歴史を持ちます。

電子ドラムの場合は、リズム・マシンの技術 → シンセ打楽器 → V-Drumsと進化していきました。

電子楽器メーカーとして創業したローランドの最初の製品は、リズム・マシンだったのだ。

当時、リズム・マシンは電子オルガンなど、楽器演奏の伴奏用として多く使われていたわけだ。

そしてこのリズム・マシンが、後の電子ドラムの音源モジュールに進化していった

mnaviドラム | 第52回:V-Drums ローランド電子ドラムの歴史 | Roland Music Navi

パッドの打面には独自で開発したメッシュ素材を採用、ハイハットなどはオープン/クローズを表現でき、音源部では、音の強弱、アタックによる音色表現、タイコの材質や深さなどのカスタマイズなど、より細やかなニュアンスまで再現し、全く新しい楽器へと進化を続けています。

もちろん消音性にとことんこだわった仕様になっており「自宅で叩けるドラムセット」の代表として、そして「プロミュージシャンの演奏による新たな可能性」を高めるまさに電子ドラムの最高峰です。

セットだけではなくて、オプションで自由にカスタマイズでき、レベルや環境に合わせて進化させていくことが可能です。

Vドラム_パーツ一覧

http://www.roland.co.jp/categories/v-drums/pads_pedals/

V-Drums(Vドラム)パッド・ペダル一覧

Vドラム_音源一覧

V-Drums(Vドラム)音源モジュール一覧

Vドラム_スタンド

http://www.roland.co.jp/categories/v-drums/hardware_accessories/

V-Drums(Vドラム)専用スタンド・アクセサリー

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