疲れにくいドラムの叩き方。体の負担を減らして演奏力アップ!
ドラム演奏において、
「体が思うように動かない」
「手足が疲れて仕方がない」
という状態になったとき、どのように対処すればよいのでしょうか?
具体的な改善策をお伝えしたいと思います。
全く同じフレーズでも疲れ具合が違う
まずドラムというのは、その他の楽器と違って、大きく手足を動かすことによって演奏するものなのでいかにラクな体の使い方を見つけられるかどうかが重要なポイントになってきます。
したがって、今回は体の構造や筋肉の作用について触れながら解説していきます。
さて、実は今回の問題は結構難しい問題でして、その理由を説明しますと、
例えば、全く同じフレーズを叩いているドラマーが2人いるとして、外見の体の動かし方はほとんど同じだったとしても、人によって力の入れ具合が違ったりするんですね。
だから、もし同じ曲を叩いていたとしても、片方のドラマーはラクラク叩きこなして、もう片方のドラマーはひどく体が疲れている、というケースがよくあります。
ですから、外見だけではなく、中身にも目を向けてみることをしてみると良いでしょう。
今すぐ出来る!負担を減らす方法について
では、中身にこだわるということはどういうことか。
具体的な例を出してみますと・・・
例えば、重い物を持ち上げるときに
- 手首だけで持ち上げる
- 腕も使って持ち上げる
- 肩も使って持ち上げる
ざっくりとあげてみましたが、重い物を持ち上げるという動作だけでもこれだけ選択肢があります。
基本的に、手首だけで持ったときは、負担がかなり強く感じるはずです。
一方で腕、もしくは肩を使えば、同じ重さなのにラクになります。
これは単純に各々の筋肉量が違うからで、肩や腕の方が普段から重たい動作をしているので、その分強い筋力があります。
ゆえに、その部分を使えば楽になるんですね。
これをドラムに置き換えて考えれば、ドラムを演奏することで手足が疲れてしまっている人というのは、手首のような筋肉量が比較的少ないような部位ばかり使ってしまっているということです。
また、フットワークで言えばスネの部分が該当しています。
これらの具体的な改善策としては、もっと筋肉量が多い部位をメインに使うように移行していくことです。
ちなみに、力が弱い手首などを全く使うなというわけではなく、全体的に使う割合を減らす、というイメージで良いです。
以上のように「強い部分の筋肉をメインに使う」ということを意識するだけで、体のストレスが一気に減ったりすることもあるのでぜひ考えてみてください。
悪い癖に気づいたらすぐに改善すべき最大の理由
改めて考えてみれば、ドラムというのは軽い木の棒(スティック)を振ったりしているだけなのでそこまで疲れるはずはありません。
だからこそ、変な疲れや痛みを感じたときはすぐに改善した方が良いです。
その理由としては、悪い癖を長期間放ったらかしにしてしまうと、それがだんだん体になじんできて克服するのに時間がかかってしまうからです。
ですから、傷が浅いうちに対処しておくということが大切になってきます。
ただ、傷が浅いうちは悪い影響も少ないですから早期発見って難しいのが現実なんですけどね(苦笑)。
それでは、ぜひとも慎重に取り組んでみて下さい!
ライタープロフィール
ドラマー
横田雄也
2015年でドラム歴10年になりました。
趣味は読書・漫画・アニメ・ピアノです。
何でも深く考える事が好きなのでいちいち思考に時間がかかってしまう面倒くさい人間です。
でも行動はさっさとやる……つもりで生きています(苦笑)。
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