スネアドラムの種類と選び方。スネアおすすめ4種
スネアドラムを購入したいけど、いろいろありすぎてどれを購入すればよいのかわからない…。
今回はスネアドラムの素材の種類や胴の深さによる音の違い、最初のスネアの選び方からおすすめの機種などについて解説したいと思います。
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もくじ
シェルの素材
シェルとはスネアドラムの胴体の部分で、大きく分けて金属製(メタルシェル)と木製(ウッドシェル)の2種類があります。
素材によって音が変わります。
メタルシェルは硬く切れのある音で音量が出やすく、ウッドシェルは暖かみのある柔らかいサウンドが特長です。
メタルシェル
スチール
金属製シェルの定番と言えるでしょう。
価格も安い物が多いですが、音の抜けがよく人気の高い材質です。
ブラス
スチールよりも少し暖かい豊かな音色が特長です。
倍音が多いのでチューニングが難しいという人も少なくありません。
アルミニウム
非常に柔らかい素材なので、ほかの素材に比べて軽く明るい音がします。
芯がしっかりした音が欲しいという方には少し物足りないかもしれません。
ステンレス
ステンレスは音量がしっかり出ます。
素材は重たく持ち運びは少し疲れるかもしれません。
値段もやや高価で使用しているドラマーも多いとはいえませんが、個人的には好きな音です。
チタン
とにかくパワフルで明確なサウンドで良く鳴ります。
強度が高いというのも特徴です。
ブロンズ
まとまりがよくタイトな音が鳴る印象です。
ウッドシェル
メイプル(カエデ)
ウッドシェルの中でも定番のメイプルシェルは比較的軽量で、硬い木なのでレスポンスが良く明るいサウンドが得られます。
バーチ
こちらは比較的柔らかい木で、重量は結構重いです。
暖かく芯の太い感じの音が得られます。
オーク
とても硬い木で、重量もかなりあります。
ウッドシェルですがパワフルなサウンドを得る事ができます。
ブビンガ
こちらも非常に硬い木でオークと似たような感じです。
メタルはカンカンし過ぎだけど、バーチでは落ち着き過ぎだなぁ、と思う方はウッドシェルの中ではメタルに近い音が得られると思います。
マホガニー
柔らかい木で家具やギターなどにもよく使われている素材です。
全体的にまとまったサウンドが得られ、音のバランスが良いイメージです。
さまざまな素材がありますが、一概にこの素材が良い!ということはありません。
完全にその人の好みによって分かれます。
フープの素材
シェルと同じくフープもさまざまな種類があります。
ダイカスト
ダイカストは鋳型に金属を流し込んで作っており、構造が強固で密度が高く高次倍音を発声しやすくなります。
これにより歯切れのよい音になり、高音域がくっきり出るのでパンチのある音になりやすいです。
プレス
金属に圧力をかけて成型します。
ダイカストに比べて柔軟で中音域に優れた音響特性を持っています。
ダイナミックなサウンドを得ることができるためロックな音になりやすいです。
フランジ
プレスよりも低倍音をブーストしますが、高次倍音を削りやすいという特性もあります。
そのため渋くすこし曇った音になります。
ドスンというような迫力のあるサウンドを得る事ができます。
ウッド
中音域から高音域の音が出やすいイメージですが、リムをがんがんかける叩き方にはあまり向いていません。
大ざっぱにいうとこのようなイメージですが、あくまでもシェル素材との相性が大きく関係してきます。
おすすめのスネア
種類が多すぎて余計に混乱してしまいますよね!?
しかしこれらのことを念頭におけば少なくともある程度までは絞り込めたのではないでしょうか?
でも最初は決められませんよね?
ここで僕の独断と偏見で、値段的にも買いやすく、また音も良いスネアをご紹介します!
初めてのスネアなら、口径は14インチで胴の深さは5~6.5の物をおすすめです。
Ludwig LM400
定番中の定番です。
初心者からプロまでジャンルを問わず愛され続けている名器です!
ドラマーなら一台持っておいて損はありません。
Pearl CS1450 Chad Smith Model
こちらも値段の割にクオリティーの高いスネアです。
音量と芯のしっかりした音。
スナッピーを変えるなどしてカスタムすれば、使い勝手抜群のスネアです。
TAMA NSS1455
そうる透さんプロデュースのモデルです。
こちらのスネアも値段は安いのにまとまりがスゴイ。
すごく抜けが良く感じます。
YAMAHA NSD085
オークシェルを使用しているこのスネアは、音量的にはあまり大きな音は出ませんが、芯がはっきりとしており、ポップスやジャズなどにおすすめのスネアです。
最後に
スネアドラムはそれこど数えきれないほどのたくさんの種類があります。
最初はまずは自分の好きなドラマーが使っているスネアを買ってみたり、世間で定番といわれているスネアを買えば失敗はありません。
そして、
「もっとこんな音が出してみたい!」
というイメージが明確になってきたときに、シェルの素材やフープにこだわってみるとドラムの奥の深さが身にしみてわかると思います。
まずは楽器屋さんに行って色々試奏してみて下さい!
これだ!!と思うスネアがきっと見つかると思います。
スネアの音はヘッドやスナッピーでもかなり左右されるのですが、それはまたご紹介しようと思います。
ぜひマイファーストスネアを購入してみて下さい!
ライタープロフィール
ドラマー
ROUX
Twitter:ROUXdrum