知らないと後悔する!TAMA新型ドラムペダルスピードコブラの魅力
少し前にはなりますがフットペダル、ハイハットスタンドともにTAMAの新型スピードコブラ(HP910LWN)に変更しました。
正直、旧モデルの時点で既に「名器」として完成しており、不満はなかったのですが今回の新型に変えてみたところ旧モデルにはもう戻れないくらいの劇的な進化を遂げておりましたので早速レビューしてみたいと思います!
初動がとにかく軽い!
旧モデル自体、数ある有名メーカーの中でもトップクラスの速さでしたが今回のニューモデルはさらに別次元に軽くなっており、あまりの反応の速さに最初は戸惑うかもしれません。
戻りが速い!
とにかくスムーズでフットボードが戻ってくる際に発生するボードの圧力のようなものが全くありません!
その結果……足が疲れない!
コブラコイルの違和感が無くなった!
これも今回のリニューアルの大きなポイントですが、以前までのモデルではコブラコイルは一種のドーピングのようなもので戻りの速さは速くなりますが、「何か」がフットボードを無理やり足に吸い付けて来る感覚があり、自然な踏み心地を好む私はあえてコブラコイルを外して使用していました。
ですが、今回からその違和感が無くなり自然な踏み心地を維持したままフットボードの素早い戻りとバスドラムヒット時の衝撃のリセット(足が疲れない)に貢献しております!
ビーター史上最高レベルの粒立ちの良さ!
これは私が以前ブログに記載した内容でもありますが、今回のモデルから標準装備のビーターがとにかく優秀で2バス、ツインペダルドラマーにとってはマストアイテムと言っていい一品だと思います(気になった方は私の過去の記事を参考にしてください)。
出音も素晴らしいですがシビアなレコーディングではこの粒立ちの良さは本当にありがたい!
ウッドビーター&プラスティックビーター系の弱点である出音のアラが出にくい唯一のビーターだと思います!
硬質なアタックは欲しいけど高速連打時の音の粒立ちやアラが気になってフェルトビーターで我慢されている方にぜひおすすめします!
総評
今回スプリングの固定方法、ヒンジの固定方法、フレームの大型化、新型ビーターなどなどいろいろな部分が改良されております。
それらが独立して機能し、単発的な効果を生んでいるというよりはお互いの相乗効果で劇的な進化、大きな快適性を生み出していると感じました。
旧モデルも素晴らしかったですが新型はさらに別次元のペダルに仕上がっております!
- チェーンドライブ+真円カム特有のくせのないアクション
- ダイレクトドライブ並の初動の軽さとコブラコイルによる衝撃リセット+戻りの速さ
- ダイレクトドライブでは実現できないパンチのある生音(さらなる次元でのスピードとパワーの両立)
「踏み込みが重い、戻りが悪い、足が疲れやすい」など今のペダルに悩みがある方やこの記事を読んで新型スピードコブラが気になった方はぜひ、だまされたと思って買ってみてください。
最初はあまりの軽さに戸惑いますが2週間もすれば手放せなくなりますよ!
ではまた!
ライタープロフィール
ドラマー
八田頼樹
兵庫県出身。
へヴィロックバンド KROWZET HEAD のドラマー[mokison] として 2011 年まで活動。
サウンドクルーエルよりファーストアルバム「K.Z.H.E.P」を発売。
パラノイドレコーズよりコンピレーションアルバム「HELLGATE」に参加。
音楽雑誌に掲載されるなど注目を集める中、惜しくも解散。
バンド解散後は日本が世界に誇るプロドラマー[ 手数王 ] 菅沼孝三氏に師事。
ウェブサイト:http://mokison.com
ブログ:http://ameblo.jp/drum-n-didgeri
Twitter:mokison_drum
Facebook:yorishige.hatta